POEM Collection (5)



河原みち
日時: 2004/08/30 14:36
名前: チハル

 夏が もうすぐ逝くように
 風が 色を変えて行くように
 胸に刺さったままの 小さなトゲも
 いつか形を変えて行きますように

 朝陽の中で 流れる水を見てた
 掴めないものは 同じね
 いつだって 私より前にある
  
 静かに 微笑うその笑顔が
 私の知らない カオに見えた
 寂しくなって 苦しくって
 繋いだ右手を 強く握りなおす

 あなたに出会えたこの場所なら
 上手に 伝えられるかなぁ
 胸に刺さったままの 小さなトゲが
 ちくちく 私の心をつつく

 黙って腰を下ろす あなたに
 私も 続いてて隣に座った
 今この場所で 動いているのは
 水の流れと 逝く夏の風

 その声で名前を呼ばれるだけで
 心から 「好き」が溢れて行く
 眩しい陽のような まなざしが
 あんまりきれいで 何も言えなかった

 風が やがて来る季節を運び
 雲が 形を変え流れて行く
 けど、変わらないモノだってあるんだと
 今あなただけに伝えたい
  
 安らぎにも似た このトゲ痛みは
 言葉に出来ない事への もどかしさになり 
 ちくちく 私の心をつついては
 逝く夏の風に吹かれている



ある夏の朝
日時: 2004/08/29 13:41
名前: まなみ

真っすぐな陽射しがまぶしい朝
ふきぬける風は夏のにおいがした
みずみずしい空気に包まれながら大きく深呼吸した
何かが起こりそうな予感
一人微笑み歩き始めた

いつもよりすこし早い電車
視界の片隅にあなたの背中を見つけたよ
色のぼけたバッグ すこし寝ぐせのついた髪
どうしよう
胸の高鳴り止まらない
もしあなたに聞こえてしまったら・・・
見つけてほしいのに見つけてほしくない
心の中で溢れる矛盾 どうか気付いて

『一緒に行こう』
勇気を出してやっと見つけたこの言葉
あなたは笑顔で返してくれた
とぎれとぎれのぎこちない会話
頭の中が真っ白でいつもの自分になれないまま
それでも時間は過ぎてゆき
気が付けば見慣れた校舎の前
笑顔でさよなら言ったけど
本当は心の中で泣いていた

教室へ向かうあなたを見つめ不意にこぼれおちた涙
こんなに好きなのに
こんなに好きなのに
うまく話せない自分がイヤで 次から次へおしよせる後悔の波
一番大切な人の前で自分らしさ見失うなんて
幸せが絶望に変わる瞬間

『大好き』
心の中のあたしはいつだって
あなたへの想いを叫んでいるというのに



過ぎ去りし時に想いをのせて
日時: 2004/08/30 15:38
名前: 優衣
参照: http://eki.to/destiny-525/

キミの笑顔を見て 思ったんだ
必要としてるのは あたしじゃないって

嘘をつけない 素直なキミだから
いつも優しかった あたしにも あの人にも…


出会いの春から 辛い夏
そして 別れの秋に近づいてくの?
陽射しは強いのに 秋風がココロを洗った

いつの日か キミはあたしの存在を忘れるだろう
でもあたしには 忘れることさえできない
どんなに頑張ってみても
キミの笑顔が、声が、頭から離れない


もうすぐ冷たい風が吹く
あたしのココロの冷たさを表すように

この先まだ誰も知らない 神様以外は
だけどあたしは知ってる気がする
キミとの未来 そして決められた運命を


寒さに紛らせてキミのコト忘れてしまおう
どんなにキミの姿を見ても
思いだしてしまわないように…

キミは、いつかココロから笑うだろう
あたしの気持ちに気付かぬまま
時は過ぎ行く あたしを残して 
もう二度と戻らない キミとの距離 いつか忘れてくまで…



やさしさの意味
日時: 2004/08/29 23:55
名前: まなみ

やさしさって何だか時々わからなくなる

冷たい風の吹き荒れるこの世界では
思いやりの心は凍てつき 猜疑心や憎しみばかりが増えてゆく

誰かを助けられたと思った時
『おせっかい』と言われ
虫一つ殺せない高潔さを見せれば
『偽善者』と言われる

笑顔が見たいだけなのに なぜ?
冷たい視線 離れてゆく心
見返りがほしかったわけじゃない

なぜ人を信じられないのですか
なぜ『ありがとう』と素直にいえないのですか
やさしさとおせっかいの差なんてとても小さくて
思いやりさえも自己満足にうつる
そんな寂しい人が増えたなんて
信じられない 信じたくない

教えてください
あなたはいつ 感謝の心を忘れたのですか




アイスクリーム
日時: 2004/08/31 12:18
名前: チハル

無理に背伸びするばっかりで
足元はふらつき 今にも倒れそう
つかまらず何とか立ってるけど
まだまだ 遠いあなたの心 

「私は年下だから仕方ない」
そんな理由であきらめられないし
可能性だって ないわけじゃない
後は私の気持ち次第ってところ

早く食べきってしまわないと
どんどん溶けて行く アイスクリーム
迷ってるヒマなんてないんじゃない!?
時間はこうしてる間も過ぎていくから

からまわりは 私の得意技で
凹むくらいの失敗もしてしまうよ
アナログ時計 指で針を逆回しすると
急にむなしくなって 涙こぼれた

あぁ どこまで背が高いんだろう
ジャンプするくらいじゃないと届かない
そんなたった一瞬 あなたの耳に届いたところで
「好きよ」なんて 言い切れないわ

早く食べきってしまわないと
どんどん溶けて行く アイスクリーム
どうしても どうしても あきらめれない
すごく背の高い 年上のあなた

ほんの数センチ 近づくだけで
舞い上がっちゃって 喜ぶ私だけど
そう遠くはない未来に いつか
きっと同じ目線で 微笑んでみせるよ



ハッピバースデー
日時: 2004/09/01 19:33
名前: まなみ

もうすぐあなたの生まれた日
時計とにらめっこしながら日付が変わるのを待っていた
長針と短針が出逢う瞬間
思わず笑みがこぼれた

おめでとう
おめでとう
世界は祝福であふれている

あなたの隣でこの瞬間
祝う事ができなくて悔しいけれど
あなたの部屋の時計も同じ時を刻んでいるから
同じ空の下 同じ流れの上
それだけで幸せ感じられるよ

これからのあなたの未来が希望にあふれていますように
生まれてきてくれてありがとう
今なら素直に言えるよ

『ハッピーバースデイ』

あなたに出会えてよかった




ブランコ
日時: 2004/09/03 15:06
名前: チハル

  こうして夏が終わっていく頃
  決まって僕は キミを思い出す
  あの日も このブランコに座って
  キミのことを待っていたよ
  
  息を切らして駆けてくるキミ
  足音だけで わかるから

  大きな麦わら帽子がよく似合う
  僕だけの 小さな恋人
  ブランコが少し揺れた 僕の心のように

  今日は珍しく 三つ編すがた
  キミの精いっぱいの おしゃれだね
  そしていつもより深くかぶった 麦わら帽子・・
  僕は花束を 握る手が強くなった
     
  かわいい笑顔 何よりも大好きで
  小さな手で ゆびきりした温もりは 
  何よりも暖かかったよ。

  クツ飛ばし、かくれんぼ
  何でもしたよね いつもこの場所で 
    
  「遠く」ってどれくらい遠いのかな?
  僕だけの 小さな恋人
  花束なんてホントは渡したくなかったよ・・ 
  そして小さくて消えてしまいそうな声で
  涙浮かべて僕に言ったんだ 「元気でね。」
  大好きなキミとの最後のおもいでは
  生まれてはじめての さよなら

揺れるブランコ 今はひとりだけ・・
  



笑顔をください
日時: 2004/09/06 10:56
名前: 光羽

叶わないコト
最初から知ってはいるんだけど
どうしてもね
願わずにはいられないの
だってね、忘れられない
どうしようもないのかもね

笑顔をください。
あなたのその
まぶしすぎる 笑顔を
あなたが手にはいらないなんて
そんなこと 知っているから
全てじゃなくていいの
一度でいい
私だけのために
あの笑顔をみせて



壊れそうな
日時: 2004/09/08 00:15
名前: えみっこ

本当は云われる前から気づいてた
笑わなくなった優しい瞳
時おり見せる下手な作り笑い
只気づかぬふりをしてたんだ

  本当はずっとわかっていた
  あなたが苦しんでる事を
  夜独り部屋で泣いてた事も   
  電話越しに気づいてたんだ

あなたが壊れていくのがわかった
明日が怖くなった
目が覚めたらあなたはもう
そこにはいない気がして・・・

        今日も生きてる
     その紛れもない事実だけで
    笑っていられる
       あなたを愛し続けられる



one
日時: 2004/09/11 21:50
名前: とさみ

雨が雨として生きてくように、僕は僕らしく生きていこう。たとえ道に迷ったとしても、それは僕だから前を見て歩いて行けばいい。空は青くて、海も青い。向日葵は太陽に向かって咲いている。キミがキミであるように、僕は僕でしかない。花に水がいるように、人には人が必要。僕にしか咲かない花を、どんな肥料で咲かそうか。僕にしかできないことは、僕にしか分からない。僕は僕。



信じる心を忘れたあなたへ
日時: 2004/09/13 17:19
名前: まなみ

赤い糸の伝説
『いつか王子様が』の物語

思い出せますか?
かつてはあなたも信じていたことを

サンタクロースの贈り物
夜空の星々にかけた願い事

思い出せますか?
かつてはあなたも夢見る少女だったことを

夢、希望、そして憧れ・・・
生きていくつらさの中で少しずつ失っていく『何か』

現実と嘘の世界に疲れ果て
生きる術を必死に求めるあなた

疑うことを知らなかった
幼き頃の限りなく純粋なあなた

あなたはこんなにも変わってしまったけれど
ねぇ
忘れてしまったのならもう一度思い出して
運命という言葉 夢を持つことの意味
あの頃あんなに輝いていたあなたなら
きっとまた 信じることもできるでしょう・・・?

そして輝きをとりもどしたのなら
笑ってください
あの頃の飾らないあなたで
今ここにいることの意味 信じることの大切さ
思い出してくれたのなら
もう一度
自分の歩んできた道を見つめてください
その先に続く未来が きっと見えてくるはずだから




天地創造
日時: 2004/10/04 21:42
名前: あさこ

流れる雲達があるのは
この青い大空のおかげ
神が創った  この大空は
どこよりも早く  創られた

”神様”って どこにいるの?
信じる? 信じない??
分からない 分からないけど
この雨のように洗い流せたら

罪を持つ人間たち
悲しみ 苦しみ
生むものは マイナスばかり
でもこの大空見て
心豊かに 生きてみたい

”神様” もしこの世に存在するのなら
この雨は あなたの涙ですか
地球の中のちっぽけな私
そんな私に 求めているの

この世にいらない 生き物なんていないよ
全部 全部 神様の宝物
そう思えるとききたら
この世界に 光が見えるだろう

翼がない私たち
でも 目に見えない翼が背中にある
この世界を作った ”神様”
みんな ”神様”の子供だよ

世界に雨がなくなったら
この世界 晴れになる
この大空見つめていこう
もう争い 繰り返さないように・・・。



何も知らなかったあの頃
日時: 2004/10/11 15:30
名前: まなみ

『彼、どんな人なの?』
恋人ができたと打ち明けたとき 当然ながらされた質問
あなたのこと伝えようと思った
でもその瞬間気付いたの

あたし、あなたのこと何も知らない・・・

ずっと前からあなたのこと見てたのはあたし
想いを先に伝えたのもあたし

あなたのこと何でも知ってるような気になってた

思い上がりもいいとこだね・・・
何も知らないくせに 知ろうとさぇしなかったくせに

あたしはあなたの何を見ていたんだろう?
性格や住んでる場所さえも知らないのに
それでも好きだという気持ちは変わらずに
今となりで見せてくれる笑顔に心惹かれるのも本当

あたしは・・・

『あなたのこともっと知りたい』

そしていつか誰にも負けないくらい
あなたのことたくさん話せるようになりたぃ
何も知らなかった頃を思い出話として話せるようになりたぃ
わがままかもしれなぃけどそれが今一番の願い




あなたへ
日時: 2004/10/12 20:51
名前: 光羽

「ありがとう」
言えなかった
一番伝えたっかた思い
あたし、、、何してるんだろう

迷惑かけて
期待に答えられなくて
それでもあなたは笑っていて

ごめんなさい。

最後に会った時
話し方がいつもと変わらなくて
笑顔がいつもと変わらなくて
それが何より嬉しかった
・・・・・・
その時も辛かったの?
本当に迷惑かけてばっかりだね
気づかないふりしてた

あなたに教わったコト
たくさんあって
やっぱり全ては覚えてないよ。
きっと笑って許してくれるよね、、、ねぇ
なにか言って下さい
もう迷惑はかけないよ

煙草吸いながら 何考えてたの?
ため息つくとこ なんか好きだったよ




   ごめんね



今まで。
あたし、頑張るからね。



本当に、

本当に・・・




   
   ありがとう




希望
日時: 2004/10/16 22:47
名前: あさこ
参照: http://www.geocities.jp/mink_0335/

つらいとき かなしいとき
そんな時に 勇気をくれたあなた
渡したプレゼント まだ持ってる?
私は持ってるよ 希望というプレゼントを!

夜更けの時
とてもさみしくって 一人涙した
暗闇は いつか私を食べるだろう
でも今は 食べることできないよ

悲しみの海を渡って ついたのは希望の星
それはあなたの星だったんだ

希望の光 包まれた
まだまだな私 これから羽根生やして飛んでいく

希望という名の翼 今ここにあるから



ラグビー
日時: 2004/10/17 00:27
名前: えみっこ

グラウンド 輝く汗 大きなかけ声
悔やんだ春 走り抜けた夏
ライトアップされた秋 雪の中の冬
ずっと見てきた
駆け抜ける君を

部活帰りそそくさと帰って
「今終わった」って疲れてるのに
メールくれたりして
たまらなく愛しくて愛しくて

どうしてこんなに胸が痛いんだろう
どうしてこんなに愛しいんだろう

君の笑顔が四六時中頭から離れないよ
あたしだけの君になって
君だけのあたしになって
手をつないでこの道歩きたいよ



秋想い
日時: 2004/10/17 00:33
名前: えみっこ

誰よりも輝く君は
光る秋空の下で 冷たい風に吹かれ
ただグラウンドを 駆け抜ける
無邪気な笑顔 おどける仕草
繊細な言葉ひとつひとつが 愛しくて

寝ても覚めても君の事ばかり
君のぬくもり感じながら眠りにつき
君の夢を見て目覚めて
隣に君がいない事に気づき 途方に暮れる

その大きな身体で きつく抱きしめて
あたしなんて壊してしまって
その大きな手で 強く手を握って
あたしなんて壊してしまって

今日もやっぱり君の目は
あたしを通り越して
あの子を見てた



シアワセの一歩前で
日時: 2004/12/13 16:06
名前: まなみ

あなたもきっと眠りについた頃
あたしは一人携帯にぎりしめていた

画面にはあなたへの想いつづったメール
ボタン一つであなたの元へと届くけれど
いまだに決心つかないまま

ごめんね
あたし一つだけ嘘ついてる
出あってからまだ間もないあの夏の日
自制心という名のベールで押し隠していたこの気持ち
見透かされそうになった時
もう一枚 嘘という名のベール重ねた
『あんな人好きじゃない』
そう言い放った時のあなたの顔 
まるで昨日のことみたいに色失わないまま

わかってる
ただ見てるだけじゃダメなこと
このまま友達でいいだなんてキレイ事で
大きくなりすぎた気持ちは今にも溢れてしまいそう
ねぇ
今この瞬間だけ
あたし素直になるよ
ねぇ
あなた受け止めてくれますか



日時: 2004/09/21 20:36
名前: 光羽

ロボットになりたい なんてね
ココロはいらないから
作った笑顔にはなんの意味があるんだろう
後で考える

優しいとか そんなわけなくて
だって私は見返りを期待している
ただの偽善者なわけ

無になりたい
なんにも もう考えたくないから
心が重いわ
すべてのことに
邪魔してくるの
どうでもいいから
一人にシナイデ 壊れてしまう

絶対とか ユウ言葉
キライキライキライ大嫌い
信じたら 報われるなんて
誰が言った?

信頼とか よくわかんなくて
だって私、信じることとかって
教わってない

無になりたい
なんて やっぱ嫌かも、でもねぇ
心は重いわ
しょうがないかな
抱きしめて欲しい
なんでもいいから
一人にシナイデ 愛シテほしいの



恋愛対象
日時: 2004/10/18 23:37
名前: えみっこ

また今日も気づいてしまった
君の目にあたしが恋愛対象として
映ってない事に

気づかないふりして期待する夜
現実から目をそらしたくて
夢を見る

君の目に映る女になりたいけど
どんなに頑張っても映らなさそうで
怖いよ

どうしたら君は振り向いてくれますか
どうしたら君の目にあたしが映りますか
神様 お願い 
この恋だけは どうか叶えてください