「週間女性 6月29日号」

★路上1000回ライブが目標。勇気がもらえるんです!
 週間女性6月29日号に、あいちゃんの記事が掲載されています。
 内容は、おいたちから路上ライブのこと、そして「525ページ」のことなどが書かれています。
 写真付で、白黒1ページにわたって特集されています。


 「あいのり(フジテレビ系)の主題歌に抜擢され(02年10月〜1年間)、一躍、脚光を浴びたユニット、I WiSH。
 透明感のある歌声が印象的な『明日への扉』は、80万枚の大ヒットを記録。
 そのボーカル・aiは、今も路上でライブ活動を続けている川嶋あい。
 しかし現在、彼女は、ごく限られた特番を除いてテレビ出演していない。

 「16歳で路上ライブを始めて、半年たった時に『あいのり』主題歌のお話をいただきました。
 でも、たくさんテレビに出てしまうと、それより前に掲げた"路上で1000回ライプ"という目標が、
 きっと達成できなくなってしまうだろう、と思ったんです」


 そこで、メジャーではあえてユニット名でデビューすることにした。幸運なチャンスに恵まれた少女が、なぜ、こんなふうに
 "路上"にこだわるのだろうかー?
 現在18歳。3歳から音楽教室に通い、小学生にして数々のコンクールでグランプリを獲得。
 地元では名が知れた存在だった。

 「そもそも、小さいころはすごい人見知りで、手のつけられないほどの泣き虫だったらしいんです。
 それを歌で改善しようとしたのが、教室に通うキッカケでした」


 4歳のころにはもう歌手になると決めていたというが、意外なことに(?)、最初に目指したのは演歌歌手。

 「初めて歌を習った先生の専門が演歌だったので、自然にそう思うようになりました」

 中学でポップスに転向。中学卒業と同時に福岡から上京し、大手芸能事務所の預かりとなる。
 このまま順当にデビューできるものと期待に胸をふくらませていた矢先、突然、
 「もうバックアップはできない」と、事実上の解雇宣告を受ける。上京からわずか1年後のこと。

 「目の前が真っ暗になりました。でも、頑張れと盛大に見送ってくれた地元のみんなの顔を思い浮かべると、
 このまま帰るわけにもいかない。1年間くらい、泣いて悩む日々が続きました」


 そんな時、街で路上ミュージシャンを見かける。

 「自分の歌を聴いてもらう方法は、ひとつじゃないんだと気づかされました。
 私も路上に立とう、と。本当に、最後の賭でした。とはいっても、最初の1歩がなかなか踏み出せなくて・・・」


 そこで、自分自身に誓う。
 (とにかく路上ライブを1000回やってみよう。やってダメなら諦めればいい)

 最初は、誰も注目してくれなかった。それでも歌い続ける彼女の周りに、徐々に人が集まり始める。
 手焼きのCDも、5枚が15枚、やがて100枚と売れていき・・・その後の活躍はご存じのとおり。

 「路上は私を救い出してくれた恩人、私の原点なんですよね。だから1000回という目標は絶対達成したいんです」

 6月15日現在、869回のライブを達成ずみ。
 6月2日には、川嶋あいの名では3枚目となるマキシシングル「525ページ』をリリースした。

 「同級生に片思いをしていた、小学5〜6年生のころを思い出しながら書きました。
 525ページにあるのは"LOVE"の文字。
 実は、このページ数は想像で書いたのですが、ファンの方が本当にそういう辞書があると教えてくださって、ビックリしました!」


 自分で運命を切り開く、しっかりした面もあると思えば、

 
「普段よく見ているテレビは、「ドラえもん」や「サザエさん」、 「ちびまる子ちゃん」とか。
 家族や日常生活を描いているアニメが好きなんです」


 と、照れながら打ち明ける表情は、まだあどけない。
 いつの日か、テレビでもその澄んだ歌声を聴かせてくれる日が来るのを、待ってるヨ!



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