「MUSIC PRESS 2004.6-7月号」
★9ページにも及ぶフォト&記事!
MUSIC PRESS 2004.6-7月号で、あいちゃんの記事が掲載されています。
なんと、カラーで9ページにも及ぶ写真&記事で実に見ごたえがあります。
定価870円とちょっと値段がはりますが、買って読んでも損はしません。
それくらい素晴らしい写真がたくさん掲載されています。
インタビュアー:山田由美子
(山田) 3月に「合同卒業式ライブ」というのをやったそうですね。
(あい) はい。2ndマキシシングル「12個の季節〜4度目の春〜」が卒業ソングでもあったし、私自身も高校卒業だったので、それでみなさんと
卒業を分かち合いたいという思いで企画したんですけど。
厚生年金会館で、入場者の方には一応「正装」できていただいて、ホントに卒業式みたいなライブでした。
(山田) 通常のライブや路上ライブとはまたひと味違うというか、感情的にこみ上げるものがあったんじゃないかと思いますけど?
(あい) はい。私は2月に卒業したんですけれど、5カ所の合同卒業式ライブと5カ所の卒業ライブをやったので、10回ぐらい卒業した気分(笑)。
卒業した子は同世代の子たちが多くて、みんなに卒業証書を作って渡したりとかするイベントもあったので、楽しかったですね。
(山田) 話にも出ましたが、あいさん自身もこの春、高校を卒業。高校時代の3年間は、ちょうど福岡から東京に出てきた年月と同じ。
そのへんの思いというのも大きいと思うけれど?
(あい) この3年間、ほんといろいろありましたね。福岡から上京してきたけど、なかなかうまくいかずに悩んだりもしたので。
そんな中、路上ライブをスタートしてはじまったというかんじ。振り返るとこの3年間は路上だなと(笑)。
(山田) 路上ライブは3年間での一番の思い出?
(あい) そうですね。路上をはじめてから、うちの学生スタッフとも出会ったし、渋谷公会堂のライブも達成できたし。
日々充実していて、一歩一歩進んでいけたかなと思います。
(山田) 高校卒業後の初シングルが5月26日にリリースされますが、タイトルは「525ページ」。
この「525」とはいったい?
(あい) 「525ページ」は本なんですけど…
(山田) ずいぶん分厚い本ですよね。
(あい) 本と言っても、辞書です。えっと、英和辞典!
(山田) あ、そうか、英和辞典なんだ。そうだよね〜。それなら525ページあってもおかしくない…かな?
(あい) どうなんですかね。私は実際にそういうのないなぁって思って。
詞の中に"LOVEの文字が4つ並ぶ"っていう一節が出てくるんですけど、それは525ページ目に載っているという設定で、
私の想像上の辞書のお話なんですけど、ファンの人から聞いた話では本当にあったみたい。
525ページ目に"LOVE"の文字が載っている辞書が…
(山田) へえ、その辞書、見たいですよね。でも「L」で525ページということは、
1000ページを超す英和辞書!?重そう……。
ところで、この「525」っていう数字には何か意味があるの?
(あい) "5"と"2"という数字が好きなんです(笑)
(山田) あっ、そういうシンプルな理由なんだ(笑)。なにか特別な数字なのかと思ってました。
(あい) (笑)。いや、違いました!これから意味があるんですよ。PV撮影とか初回盤の価格や発売枚数とか
(山田) PVの話が出ましたが、なんでも100人が"525"と書いたTシャツを着て、渋谷の街を歩いたそうですが?
(あい) そうなんです。女の子100人"525"Tシャツ着て、センター街やスクランブル交差点とかを歩きました。
"渋谷ジャック"みたいな(笑)。面白い絵になったと思います。
(山田) そんなさまざまな企画があるこの曲「525ページ」ですが、爽やかなアップテンポの曲ですよね。初夏といったイメージですけど?
(あい) メロディは浮かんでくるままに書いたので、イメージしたものはとくになかったです。
去年の1月ぐらいにはできていて、"この曲、どうしようか"といっていた曲だったんです。
曲のイメージが、今までの川嶋あいと違うかんじじゃないですか。
で、今度の新曲どうしようかというときに、今までの川嶋あいのイメージじゃない、アップで元気なかんじでいこうと、
ようやく世に出ることになったわけです。
(山田) 確かに、最初に聴いたとき「川嶋あいちゃんって、こういう明るいポップな曲も作るんだ」と意外性を感じました。
新境地的な作品でもありますよね。
(あい) そうですね。自分の世界が広がったかな。
(山田) 歌詞は片思いの女の子の詞ですけれど?
(あい) 可愛いですよね。学生時代にみなさん、1度は経験したことがあると思うんです。
好きな人をずっと目で追っているのが楽しくて仕方がないというか・・・・・・
(山田) これは実体験も含まれているの?
(あい) そうですね、小中学生の頃の思い出かな。好きって告白するまでの片思いの気持ちを、いろいろ想像して楽しんでます。
詞に出てくる「100年先までずっとね/一緒だよと海で言われたよ」って夢の中の世界で言われたよとかね。
すごい想像というか空想の世界(笑)
(山田) 詞の一番最初が"525ページにペンで赤く記しをつけたよ"で最後は"青く"記しをつけてますけど?
(あい) 気持ちが高ぶって赤の次は青で(笑)
(山田) 1度赤く記しをつけたまたその上に赤だと記しがわからなくなっちゃうから?
(あい) そうそうそう。LOVEの文字に赤と青で記しをつけて思いを強調してるんです(笑)
(山田) 「525ページ」は春の出会いといったワクワクドキドキしたイメージ。
前作「12個の季節〜4度目の春」は卒業・別れがテーマでしたから、ちょうど対称的な印象も。
(あい) 「525ページ」はこれから前へ進んでいくかんじですよね。
詞は甘酸っぽい恋、片思いを描いてますけれど、学生さんはもちろん、この春、新しい環境で新生活を過ごしている新社会人の方にも
ぜひ聴いてほしいですね。ワクワクドキドキしてほしい。
(山田) 高校を卒業したあいさんも、この春新しい環境で新生活を迎えているひとり。新しくやってみたいこととかは?
(あい) 習い事をやりたいです。今、ダンスのレッスンに通っているんですけれど、ほかにずっとやりたかったのはバレエと書道。
去年始めようと思っていたんですけれど、なかなかできなかったので、今年はチャレンジしたいですね。
(山田) あいさんにダンスってあんまりイメージないんですけれど、リズムなど、サウンド作りに生かされているかんじ?
(あい) サウンド作りというより、ヴォーカルのほうに生かされていますね。リズムを身体で感じられるようになりました。
あっ、別にライブでダンスするわけじゃないですよ(笑)
(山田) あ、そうなんですか? 踊って唄うあいさんっていうのも見てみたい気もしますけど(笑)。
それから、18歳ですけれど、車の免許は?
(あい) 取りたいんですけれど、事放ったら大変なので。絶対、事故起こしそうだし…
(山田) えっ!?どうして?
(あい) 方向音痴だし、ドジだし…
(山田) 全然そんなふうには見えない!すごい落ち着いている女の子って印象ですよ。
(あい) いえいえ、全然なんです。おっちょこちょいなので、絶対事放るなって(笑)
(山田) 意外でしたね。では、今、仕事以外でハマッていることとかは?
(あい) 入浴剤ですね。入浴剤を入れたお風呂の中で本を読むのが一番好きな時間かな。入浴剤、誕生日プレゼントでいっぱいもらったんです。
たぶん、 100コぐらいある(笑)。それを毎日、香りを変えて楽しんでいます。
(山田) 一番お気に入りの入浴剤はなに?
(あい) ボールのような入浴剤。中から金粉が出てきたり、花が出てきたりといろんな仕掛けがあるので楽しめるんです。
(山田) お風呂でゆっくり休んでリラックスして、素敵な楽曲を作っているということなんですね。
曲といえば、映画「Deep Love」の音楽プロデュースを手がけましたけど、通常の仕事のスタイルとは異なるものだったと思うけれど?
(あい) 初めての体験だったので、大変でしたね。映画の内容を崩さずに、合った詞を書かなくちゃいけないので、何度も書き直しましたね。
(山田) また、こういった映画音楽のプロデュースなどの話がきたらやりたい?
(あい) ぜひやりたいですね。私も時々映画を観ますけれど、劇中で曲が流れるじゃないですか。
聴いてイイなと思っていたことを自分で手がけられるなんて、うれしいことですよね。
(山田) 映画音楽のプロデュースのような、今までやったことのない仕事でやってみたいことは?
(あい) 将来的な部分ではいろいろあるんですけれど、今は、目先のことで頭がいっぽい。
目標である路上1000回ライブや、ライブで全国を回るとか、まずはこれらを達成してからですね。
(山田) 路上ライブは今どのくらい?
(あい) あと169回で1000回になります。
(山田) じゃあ、年内には目標達成しますね。昨年の渋谷公会堂ライブ以降、路上ライブがやりにくくなったんじゃないかと思いますけれど?
(あい) それはありますね。まず場所がなくなったんですよ。
ハチ公前が今、喫煙所になっちゃったし、Right-on(渋谷にあるカジュアルウエアのショップ)前は駐車場になっちゃったし、NHK前しか
ないんですよね。やると人がすごいんですよ。警察が来ちゃったりとかするので、なかなかできなくなってはきています。
(山田) でも、渋公ライブからけっこう路上ライブの回数こなしていますよね。
(あい) 渋公のとき、730回くらいだったので、100回はやってますもんね。
渋谷界隈は難しいので、全国に目を向けて回りながら、路上ライブもやるというスタイルでこなしています。
まずは年内に1000回達成させなくちゃ!。
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