「JUNON 4月号」

★路上の歌姫ストーリー?
 JUNON4月号に、あいちゃんの記事が掲載されています。
 内容は、あいちゃんのヒストリー、そして、路上ライブとこれからのことなどが書かれています。
 写真付で、2ページにわたって特集されています。


 <ファンからの言葉ではげまされた>
 
 去年8月の渋公が、730回目のライブで、あれからも路上やイベントで回数は重ねています。
 目標の1000回まではあと190回!
 でも、渋公でI WiSHだって公表してからは、路上がやりにくくなって、ハチ公前では一度もやってないです。
 今できるところは、NHK前くらい。
 人が多いところだと大変なことになるので、少ないところを探してやってます(笑)
 うれしい反面、いつもやっていた場所で、できなくなったのは、ちょっと悲しいですね。

 路上の一番の魅力は、新しく応援してくれる人ができること。
 私のことをまったく知らない人も立ち止まって、私の歌を聞いて、CDまで買ってくれたり、「頑張って」とか、直接声をかけてもらえるのが
 本当に嬉しい。
 中には、寒い日に使い捨てカイロや差し入れを持ってきてくれる方もいて、とてもありがたいですね。
 それから、手紙もたくさんいただくんですけど、「ずっと路上でやってきたその姿が好き、あきらめないで頑張って」とか
 「その姿を見て、自分も頑張ろうと思った」っていうメッセージで、逆に自分も励まされて、必ず1000回達成しなくちゃって思います。

 今までずっと支えてくれている学生スタッフとの出会いも路上でしたね。
 渋公でやりたいっていう目標も、学生スタッフとであったころに、私が「渋公でやりたい」ってみんなに言ったのが始まりで、そこから、
 「渋公ライブ」が私とみんなの夢になったんです。
 みんな一緒にその日を迎えたいっていう思いがあった。
 多分、大きな会社の人が頼んだら一発だったと思うんですけど、私の場合は、最初自分で電話をしてお願いしたら、ぜんぜんだめ
 だったんですよ。
 だけど、所長さんが路上ライブを見に来てくださって、私も何度も何度も諦めずに渋公に通ってたら、ある日、OKが出て、実現したんです。

 一番辛かったのは、機材がすごく重いこと、発電機が20キロくらいあるんですよ。
 事務所から台車2台で運ぶんですけど、坂とか人ごみをこえていかなきゃいけないし、警察から何百回も注意されました。
 そういうときはすぐ撤収(笑)
 雨や真冬の路上も大変で、手がかじかんでピアノも弾けないし。。。

 一度決めたら、最後までやらないと気がすまないので、もし応援してくれる人がいなくても諦めることはなかったと思うけど、その思いを加速
 させてくれたのは、スタッフやファンのみなさん。
 だからこそ、早いペースでここまでこれたと思います。


 <あきらめたらそこで終わりだと思う>

 東京に来てからもうすぐ3年、私にとっては高校生活の3年間でもあるんですけど、高校より路上のほうが、自分の場所だって思える。
 高校は、特に初めのうちは、不安や怖さばかりでした。
 方言の壁もあったし、半年は学校に慣れなくて、わからないことだらけで毎日が長かった。
 でも、路上を始めてからはあっという間、気がついたら時が流れてて、それはやっぱり充実してたからだと思います。
 今もホント、自分のやりたいことをやって確実に夢にむかって歩んでるなって、一日一日かみ締めている感じです。

 もし挫折しないですいすいとデビューしてたら、違う自分になってたと思うんです。
 もうおだめかもしれないって思って、何度も泣いたこともあったけど、挫折の1年間があったからこど、0から始める決意が持てたし、
 路上にも踏み出せた、だから、今があるんだなって、自分の力で乗り越えられたことが自身になってる。
 それが一番大きいですね。
 この3年間で、得た一番大切なことは、あきらめないこと。
 諦めないことがすべて、諦めたらそこで終わりなんですよ。
 ほんとは、高校生活をもうちょっと楽しみたかったなっていう悔いは残ってるんですけど(笑)
 友達とももっと遊びたかったし、親しくおしゃべりしたかったな、ホント。
 ライブとか、曲作りとか、もう自分の夢で精一杯の毎日だったから、恋愛する暇もなくて。。。
 中3以来、恋愛してないですから(笑)

 この春で、高校は卒業できるんですけど、将来的に大学にも行ってみたいなあって思っています。
 もう少し、視野を広げていきたいですね。
 これからは、できるだけ時間を見つけて頑張って勉強していこうと思っています。

 卒業後の今年の目標は、「路上ライブ1000回」と、「全都道府県制覇」を達成すること。
 1000回目をどこでやるかは考えているところです。
 目標を立てて頑張るっていうのは、私の性にあっているんですよ。
 昔から、一日の計画表を書いて、何時に何をするとか決めてたし、近い将来では、何歳で何をしてっていうことは、いつも考えてます。
 具体的に目の前にあることについて目標を立てて、達成していくんですね。
 路上に出て以来、自分で立てた目標はほぼクリアしてきたんですけど、ひとつだけ残念だったことは、オーストラリアにいけなかったこと。
 小さい頃からずっとオーストラリアに行くことが憧れなんです。
 自然がきれいだし、コアラも抱きたいし、渋公が終わったらスタッフと行こうって言ってたんだけど、結局忙しくて。
 これからも、今までどおり、一緒に頑張ってきた学生スタッフと大きくなっていけたらいいなって思っています。


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