「月刊ピアノ6月号」

★路上ライブのときは、警察の巡回する時間を調べて・・・・・・

 月刊ピアノ6月号で、あいちゃんの記事が掲載されています。
 内容は、路上ライブに踏み切った経緯や、そのころのことなどが書かれています。
 あと、168ページに「12個の季節〜4度目の春」のコード譜が掲載されています。
 以下、内容を記載します。


 「小さい頃から上京するまで、近所の音楽教室に通ってたんですけど、そこで演歌も歌ってたんですよ、私(笑)」

 それだけでもびっくりだけど、なんとあいちゃんは10歳の頃、カーネギーホールで演歌を歌った経験の持ち主なのだ!

 
「その音楽教室のイベントだったんですけど、史上最年少だったらしいですよ。今まででいちばんすごいステージ(笑)」

 そんな経歴を持つあいちゃんが、なぜ、10代の切ない気持ちを歌うシンガーソングライターになったのか。

 「12歳のとき、尾崎豊さんのドキュメンタリーを見て、すごく感動して、こういう曲を作れる歌手になれたらって…」

 切なく、覚えやすいメロディ、そして10代の誰もが共感できそうな等身大の詞。
 彼女が尾崎に受けた影響と同じように、今、川嶋あいのように歌いたいと思う子が増えているだろう。
 しかし、ストリートで歌い続けることは過酷なことだ。

 「福岡から上京して、歌手になれると思ってはりきってたら大手の事務所をクビになって、どうやって歌い続けられるか悩んでいるとき、
 ストリートミュージシャンをたまたま見たんです。これだ! って。
 もう最後の賭。歌い始めた頃は、警察が巡回する時間を調べておいたり、ヤクザの人にここで歌うんなら金取るぞ、なんて
 言われたこともあって……」


 ご存じの方も多いかもれないが、あいちゃんは、「明日への扉」(「あいのり」のテーマソング)が大ヒットしたl WiSHのボーカリストでもあるのだ。
 メジャーになった今でも、ストリートライヴ1000回達成までのあと167本を続行中だという。なぜ彼女はそうまでしてストリートに立つのか。

 
「路上に踏み出したころから、渋公(渋谷公会堂)に立つという目標を応援してくれる人が増えていって。
 その人たちと一緒に、渋公は自分の足で辿り着きたかったので、 l WiSHとは別に、川嶋あいとしてやり続けることにしたんです。
 1000回は自分で決めたことだから、やりきらないと気分悪いし。
 私、九州女なんで、けっこう根性すわってるんですよ(笑)」


 透き通るように白く儚げな女の子の中身には、ものすごく太くて強い芯が通っているようである。



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