fan7月号 特別記事

★果てしなき夢の道は、これからもまだまだ続いていく!
 
fan7月号に今度8月4日に発売されるニューシングル「マーメイド」についてカラー1ページで紹介されています。


 単純に嬉しかった。
 ここ何作かシングルのリリースが続いていたが、アルバムからのリカットばかりだった川嶋あいの楽曲。
 でも、今回は書き下ろしの新曲だ。
 夏らしい爽やかな印象の楽曲で、あいちゃんらしいピュアで真っ直ぐな”歌心”が楽曲に投影されている。
 大丈夫だ、いつものあいちゃんの曲だ。タイトルは「マーメイド」。曲名に合わせるべく、左の写真も人魚をイメージして撮影したものだ。
 急激に大人の女性へと変貌を遂げた彼女が1枚の写真に収まった。
 「人魚のお話は童話でも描かれているとおり、この曲も”失恋”の悲しくも切ない気持ちを描いています」

 いつも純粋な視点で物事を深く捉えるあいちゃん。そんな彼女でさえも、恋愛には現実を超えた何かがあるという。
 「恋愛イコール魔法(マジック)だと思うんですよね。実は経験が乏しいわたしが恋について語るのも何なのですが(笑)。
 想いを寄せる相手の一挙手一投足に、もどかしくてどうしようもなく切ない気持ちになったり、
 逆にすごくハッピーでしあわせな気持ちにさせられたりする。
 予期できないような化学反応を起こすようで、まさに恋愛は魔法そのものだと思うんです」

 彼女は今年4月、高校を卒業して新たな生活をスタートさせた。社会に旅立ったことで自分の意識の中にも変化が起きた。
 「世の中で起こっている出来事に対して関心を持つようになりました。
 たとえば、それは日本だけのことではなく、世界全体のことについても。個人レベルで考えることからはじめるのが大切だと思うので、
 そんなことをみんなに喚起してもらえるような曲をこれから1曲でも作っていければと思います」

 でも、ポジティブな姿勢は昔から全然変わらない。
 「明日への一歩を踏み出す勇気、そんな気持ちから川嶋あいの物語はスタートしたんです。
 これまでのいろんな経験から、自分の足で歩いていく大切さを身をもって痛感しています。
 だからこそ運命も自分で切り開いていかなくっちゃいけないなあと」


 川嶋あいは、まだ道半ばにいる。だからなのかどうかは分からないが、いつも輝きを湛え続けているような気がする。
 彼女が固い意思を示すときにはお決まりなのだが、頬を紅潮させ、最後にこう告げた。
 「叶えたい夢があるんです。その夢については何か、まだ言えないですけどね。
 いつか話せるときが来るまで、地道にそこへ向かって歩いていきます」



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