「テリー伊藤 のってけラジオ」
★ニッポン放送「テリー伊藤 のってけラジオ」にあいちゃん出演!
ニッポン放送「テリー伊藤 のってけラジオ」にあいちゃんが出演しました。
この番組は、10月8日午後1時〜3時半までの放送でしたが、あいちゃんは午後2時〜2時半くらいまでの出演でした。
あいちゃんとテリー伊藤さんは、テリー伊藤さんが番組であいちゃんのことを紹介したことがきっかけで、あいちゃんがテリー伊藤さんにお手紙を送った
ことにより、今回の出演が実現したようです。
今日のお客様は、歌手の川嶋あいさんです。
川嶋あいさんは、中学校を卒業後、福岡から歌手を目指して単身で上京。
手売りでCDを5,000枚売る、路上ライブを1,000回達成する、渋谷公会堂で単独ライブ、という3つの目標を掲げ、路上ライブを開始。
口コミで人気を集めます。
そして、このときに出会った学生カンファレンスという大学生サークルとともに、手売りでCD8,000枚を売り上げ、今年8月20日には、見事、
渋谷公会堂でのライブを実現。
その翌日、8月21日には、シングル「天使たちのメロディー」を発売。
オリコン19位に入るなど、大ブレイク。
さらに、I WiSHのボーカル「ai」として活動していたことも発表し、話題となりました。
(テリー) 川嶋さんのことは、以前、テレビ朝日の「やじうま」という番組の中で、彼女の書いた詩を読んでいて、この子は、尾崎豊みたいな感性をして
いるなと思ったと番組の中で言ったら、川嶋さんからお手紙をいただいたのです。
手紙の文章も素敵だったので、これは一度お会いしたいなと思い、今日は来ていただきました。
I WiSHのボーカルaiさんの部分もありますが、今日は、川嶋あいさんとして、いろいろとお伺いしてゆきたいと思います。
まずは、福岡から、どういう気持ちで上京したのですか?
(あい) 私は、東京に行けば歌手になれると思っていました。
東京に行けば、なんとかなると思っていたのです。
(テリー) なんとかなると普通思いますよね。
あの、福山雅治君だって、歌手になりたくて、自分のバイクを売って上京したくらいですから。
それで、なんとかなりましたか?
不安とかはありませんでしたか?
(あい) いや、なんとかなりませんでしたね。(笑)
全然だめでした。
事務所に入っていたんですけど、そこが急にクビになって、そこにまかせていたというのがあったものですから、そのとき、これからどうやって歌手に
なっていったらいいのだろうと悩んで、一年間絶望の底にいました。
(テリー) その1年間は、どんな感じでしたか?
(あい) もう死んでしまいたいくらいでしたね。
今まで生きてきて、一番大きな壁にぶつかってしまったという感じでした。挫折ですね。
その1年間は、何もできませんでした。
学校行って、帰って寝る、みたいな。。。。
学校の友達は、みんな芸能関係の子たちばかりだったので、みんな夢に向かって走り出していたのに、私だけ置き去りっていう感じでした。
しかし、そのまま福岡には帰れなかったですね。意地がありました。
(テリー) 路上ライブを始めたきっかけというのは何だったのですか?
(あい) きっかけは、1年間作った曲をためていて、誰かに聴いてもらいたいというのがありました。
1年たった冬に渋谷を歩いていたら、ギター片手に歌っている男の人がいたんですね。
そこで初めて路上ライブというものを知りました。
私はそれまで、歌手というのは、TVとかで脚光をあびた姿にあこがれていたので、まさか路上で自分の歌を表現することもできるんだとわかり、
それで自分もやってみようと思い、たった一人で始めました。
最初は、ラジカセにマイクで歌ったんですけど、全然人が集まりませんでした。
声も震えて、最初、すごい勇気がいりました。
そして、いつかは渋谷公会堂で歌いたいと思い、渋谷で路上ライブを始めましたが、最初はまったく人が集まらなかったですね。
しかし、やってゆくに従って徐々に人が集まっていったという感じです。
そして、CDを作ったんですけど、最初19枚作って、それが全部完売したんですよ。
全然信じられなくて、絶望だった1年間が変わって、路上ライブに打ち込みました。
(テリー) そして、秋がすぎ、冬がすぎ、春になって夏が近づくにつれて、認知されていってどうでしたか?
(あい) 信じられなかったですね。
1年間何もできなくて、自信も何もなくて、必死の思いで路上ライブを始めましたから、徐々に人が増えていったことはすごく嬉しかったです。
もう一人一人にキスしたいくらいです〜(笑)
(テリー) そうすると、絶望の中で書いた詩と、来てくれた人に感謝を込めて書いた詩とでは、内容的に変わってきましたか?
(あい) 全然変わりました。
最初は好きで作っていたのですが、そのうち、聞いてくれる人のことを考えて作るようになりました。
実は、本を出版しまして、そういった内容がこの本の中に書かれています。
「16才の白い地図」という題名で、学習研究社から950円で発売中です。
(テリー) そして、だんだんメジャーになってゆくに従って、レコード会社から、CDを出さないかとオファーがあったりして、どういう感じでしたか?
(あい) うれしかったですけど、とまどいのほうが大きかったですね。
今まで3つの目標(路上ライブ千回、CD手売り五千枚、渋谷公会堂ライブ)達成のために走り続けてきたので、それができなくなるという
不安がありました。
(テリー) 今、路上ライブは何回くらいやりましたか?
(あい) もう750回を超えましたね。
千回達成のときは、どこでやろうかと考えています。(笑)
(テリー) メジャーデビューの話は、とまどいましたか?
(あい) はい。路上ライブができなくなると思って、断ろうとしていたんですね。
路上ライブは私にとって希望を与えてくれたものなので、路上ライブが私の原点なのです。
ここで、曲が流れます。 〜〜 天使たちのメロディー 〜〜
メールが届いています。
埼玉県川越市にお住まいのラジオネーム「プーアール」さん、49歳のトラックドライバーの方です。
「吉田尚記のオールナイトニッポンを聴いていたんですが、本当に一人で渋谷公会堂を手配したのですか?」
(あい) 路上ライブで稼いだお金80万円を持って、渋谷公会堂の人に、「お願いします」といいました。
最初、「えっ!」と驚いていましたが、何回も何回も足を運んで、やっとOKをもらいました。
<川嶋あいちゃんに聞きたい10の質問>
1、子供の頃は、人見知りが激しかった。 ⇒ はい。
2、小さい頃からの夢は歌手だった。 ⇒ はい。
3、子供の頃、渥美二郎さんの前座で歌ったことがある。 ⇒ はい。
4、私よりすごい歌手はいない。 ⇒ いいえ。
5、一番感動した本は、「ああ無情」だ。 ⇒ はい。
6、初めて路上で歌ったときでも緊張しなかった。 ⇒ いいえ。
7、路上ライブは気楽にできる。 ⇒ いいえ。
8、初めてCDが売れたときのことは、今でもはっきりと覚えている。 ⇒ いいえ。
9、I WiSHのaiは、川嶋あいのライバルだ。 ⇒ はい。
10、人生を変えた一言がある。 ⇒ いいえ。
(テリー) 子供の頃は、人見知りが激しかったのですか?
(あい) 子供の頃は、人見知りがすごくて、もう毎日毎日泣いていたみたいです。
母親がそれを気にして、地元の音楽教室に入れたのが、歌との出会いなんです。
その音楽教室は、年配の人が多くて、演歌系の曲が多かったです。
あと、母親がコンサート企画会社の人と知り合いだったため、小さい頃は、渥美二郎さん、鳥羽一郎さん等の前座をやったり
していました。
(テリー) 好きな歌手はいますか?
(あい) 尾崎豊さんが好きですね。
好きな歌は、「I LOVE YOU」「Oh My Little Girl」「Forget Me Not」ですね。
最初、尾崎さんが亡くなったの知らなくて、中学に入ってから知ったんですよ。
(テリー) 路上ライブは気楽にはできないのですか?
(あい) 全然気楽じゃないですね。
危険が3つあるんですけど、まず警察ですね。もう顔見知りになりましたよ。すぐ撤収させられます。
それから、雨ですね。雨は機材が濡れると路上できなくなるのです。
それから、機材が重くて、特に発電機が重くて、運ぶのが大変ですね。
(テリー) I WiSHが川嶋あいのライバルだということですが、川嶋あいさんにとって、I WiSHとはどういう存在なのですか?
(あい) バーチャルですかね。リアルじゃないというか。
I WiSHは、もう一人naoさんという人がいて任せているというのもあって、私は、ただ歌うだけなんです。
川嶋あいのほうは、今後の展開や曲作りも、何もかも全部自分でやっているので、地に足をつけた感覚がありますね。
やっぱり、思い入れが違います。
(テリー) 人生を変えた一言はないということでしたが。
(あい) 一言というのはないんですけど、友達で、本当にすごくやさしくて、天使みたいな子がいたんです。
中学の頃、私、悪い子で、平気で人の悪口とかを連発して言ったりしていたんです。
そういったことを、友達がすごく叱ってくれて、それで、今までの考え方とか全部変わりましたね。
だから、恩人なのです。
(テリー) それでは、今後について聞かせてください。
(あい) これからは、全国をライブで回ろうと思っています。
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