「西日本新聞夕刊10/22号」

★路上ライブは「人生の教室」
 西日本新聞夕刊10/22号の1面に、あいちゃんの記事が写真つきで掲載されています。
 内容は、路上ライブを始めたきっかけ、あいちゃんにとっての路上ライブとはなどが書かれています。

 携帯の着メロでよく流れる。
 テレビ番組の主題歌「明日への扉」の男女二人組のユニット(I WiSH)の一人が彼女「ai」
 17歳の女子高生シンガーソングライターは街角からすい星のように現れた。

 昨年2月19日、天気は晴れ
 放課後、私服に着替えた彼女は一人、ラジカセを抱え東京、四谷駅前へ向かった。
 震える声でやっと歌えた一曲は杏里の「オリビアを聴きながら」
 眠れぬ夜をつづった歌詞は自身の心模様を映していた。

 福岡の中学校を卒業、演歌歌手を目指して上京したが所属事務所の対応はつれなく「手が回らない」
 同級生はアイドルに羽ばたいてゆく。

 そんな時路上ライブに出会った。
 「テレビの画面だけでなく、こういう表現の仕方もあるんだ」

 初日はだれも足を止めず、拍手も歓声もなかった。
 しかし、人並みの陰から彼女を見守る大学生もいた。
 大学生らはサークル組織を生かし、カンパを呼びかけ、初のCDを製作。

 テレビのプロデューサーらに才能を見出され、今では新たなカリスマとして脚光をあびる。

 まっすぐせせらぎのような歌声。
 荒削りではあるが、美空ひばりの波形とも重なる。
 <私が地球に生まれた。ホントの意味はなに...
 絶望のとなりにはいつでも 希望がいたりするでしょう>(天使たちのメロディー)
 同世代の女の子、あこがれなどをイメージする。

 渋谷公会堂で8月20日に開いた初のコンサートは超満員となった。
 740回を数える路上ライブは1000回まで続ける。
 大学に進学し、政治経済も勉強してみたい。

 「聞く側に立つ、伝えるということ、思いやり...
 路上で人生を学ぶとは思わなかった」

(情報提供:たかわんさん)

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